◆安倍政権が突然「外国人労働者受け入れ」に転換した分かりやすい事情 結局、目先の利益か…
2018.7.31 現代ビジネス 町田 徹

■総裁選をにらんでいるのが見え見え

あの時、自民党総裁選で再選されたばかりの安倍総理は、「本日、この日から、アベノミクスは『第二ステージ』へと移ります。目指すは『一億総活躍』社会であります。少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する」とぶち上げた。そして、その第二の矢の「ターゲットは、希望出生率1.8の実現です」と述べたのである。

子供でもわかる話だが、夫婦2人に対して出生率1.8では、人口が減り続ける。「50年後も人口1億人を維持する」ことは不可能だ。

(略)

地方票は、農業や、建設分野の中小企業経営者など、保守的な自民党員が中心。この層は、いずれも深刻な人手不足に見舞われ、外国人労働者の受け入れ拡大を強く求めているという。

こうしたことから、安倍総理がこれまでの頑なな姿勢を一変した背後には、総裁選で地方票の取りこぼしを防ぐ狙いがあるとみられる。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/56757
(全文はこちらで)