日銀は30日、長期金利上昇を抑えるため特定の利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」を実施した。指し値オペは27日以来で、今月3回目。1カ月の間に3回のオペが発動されるのは初めてだ。買い入れ水準は27日と同じ0.10%。


 買い入れ額は約1兆6400億円。指し値オペ制度が導入された2016年9月以降で最大となった。
 東京債券市場では、日銀が31日の金融政策決定会合で、長期金利の小幅上昇を容認するとの見方から、金利上昇圧力が高まっている。30日には長期金利の指標となる10年物国債の流通利回りが一時、昨年2月3日以来約1年半ぶりの水準となる0.11%に上昇(債券価格は下落)した。(2018/07/30-18:31)

時事通信社
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