20日午前。官邸で閣議などを終えた首相安倍晋三の執務室に、内閣情報官の北村滋が入った。毎週金曜日の定例報告。この日の面会は28分間だった。

 国内外の情報を収集・分析する内閣情報調査室(内調)のスタッフ約400人から集約した内容を首相に報告するのが役目。北村は警察庁出身で、第1次安倍政権で首相秘書官を務めた。民主党政権時代の2011年12月末に情報官となり、在任は6年7カ月。昨年の首相動静の登場回数が1位だったことは、安倍の信頼の厚さを物語る。

 北村に報告を上げる内調を米国…

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朝日新聞
2018年7月27日5時0分
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