導入費用めぐり「変動のため確たる価格の回答は困難」

 小野寺五典防衛相は24日の記者会見で、2023年度の配備を目指す陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」2基の導入費用について「レーダーを含むシステムの構成や配置場所により相当程度、変動するため、現時点で確たる価格を答えるのは困難だ」と述べ、「1基1000億円弱」という従来の政府の説明を事実上、撤回した。

 新型レーダーの採用で導入費用は2〜3割増え、2500億円前後になる見通し。防衛省の見積もりの甘さや説明不足に批判が出る可能性がある。【秋山信一】

毎日新聞
2018年7月24日 17時05分
https://mainichi.jp/articles/20180725/k00/00m/010/007000c