26日に行われた、滋賀県知事選挙。
現職の三日月大造知事が再選を果たしましたが、選挙戦ではこれまで対立してきた自民党も支援に回るなど、相乗りの構図となりました。

現職の三日月大造知事が共産党推薦の新人を約30万票の大差で破り、2期目の当選を果たしました。

【三日月大造・滋賀県知事】
「より多くの知恵と力が集まる滋賀県政にしようと、今回の選挙でも訴えてきた。2期目に向けて大きな弾みになると思う」

前回は自民党などが擁立した候補を破り初当選を果たした三日月知事ですが、今回は、自民党などを含む与野党4党から支援を受ける相乗りとなり構図が大きく変わったのです。

その踏み絵となったのが、大津市にある大戸川ダム。

嘉田由紀子前知事らが「もったいない」として2008年に、工事を凍結しました。

その後、三日月知事が嘉田前知事の後継者となりましたが、ことしになって早期着工を望む自民党に歩み寄りを見せたことで支援を取り付けたのです。

【三日月大造・滋賀県知事】
「大渡川ダム事業について国は有効と認めているが県としてどういうスタンスで臨んだらいいのか。予断をもたずにしっかりと勉強したい」

ダム工事を進めるのか、それとも撤退か。

三日月知事が今後どのような決断を下すのか注目されます。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180625-19374208-kantelev-l25