ロシア課長がセクハラの疑いで更迭
6月5日 19時09分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180605/k10011465881000.html

外務省のロシア課長が、国家公務員としての信頼を損なう行為をしていたとして、外務省は、4日付けで停職9か月の懲戒処分としたうえで、更迭しました。

外務省関係者によりますと、セクハラ行為の疑いがあるということです。
懲戒処分を受けたのは、外務省欧州局ロシア課の毛利忠敦課長(49)です。

外務省によりますと、毛利課長は、国家公務員としての信頼を損ない、ふさわしくない行為をしていたことが確認されたとして、外務省は国家公務員法に基づき、4日付けで、停職9か月の懲戒処分としたうえで、更迭しました。

理由について、外務省は「相手のある話で、プライバシーに関わるため、詳細を明らかにすることはできない」としていますが、関係者によりますと、セクハラ行為の疑いがあるということです。

毛利課長は、去年1月からロシア課長を務め、先月下旬には安倍総理大臣のロシア訪問に同行するなど、北方四島での共同経済活動をめぐる交渉に携わっていました。

河野外務大臣は記者団に対し、「外交には直接関係はないが、外務省内でこのような事案が起きたのは誠に遺憾だ。被害者のプライバシーがあるので、詳細には言えないが綱紀粛正に努めていく」と話しています。