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佐川宣寿前国税庁長官の不起訴処分を受けて国民民主党の玉木雄一郎共同代表が5月31日の会見で「まだまだ罰則のついてない法律・法令に違反してる可能性はある」などと語り、麻生財務相の辞任を含め森友学園問題追及への意欲を強く見せていました。

「まだまだ罰則ない法律に違反してる可能性ある」

これは自民党の二階俊博幹事長が「これでスッキリして財務省職員は仕事に励んで頂きたい」とコメントしたことへの受け止めを記者に問われた玉木共同代表が不快感を露わにして今後の追及への意気込みを示していたもの。

玉木共同代表は「国民はスッキリしてませんよね」「スッキリした、これで終わったという認識は間違ってる」と二階幹事長の言葉に反発、不起訴となった佐川前国税庁長官について「まだまだ罰則のついてない法律・法令に違反してる可能性はある」と述べると共に「道義的責任は当然問われますから」と今後も追及を継続していく考えを明らかにしていました。

また麻生財務相についても「職員が刑事罰を免れたからと言って国会でウソをついたこと、決裁文書を改ざんしたこと、根拠のない値引きが現に行われたこと、こういったことを考えると辞任は免れない」と語り、引き続き責任追及を求めていく姿勢であることも明言していました。

5月30日の党首討論ではモリカケ問題に終始した枝野幸男代表(関連記事)とは対象的に外交や貿易に焦点を当てた論戦を繰り広げた玉木共同代表への評価が上がりかけたタイミングでしたが、今回の会見では改めて反対野党としての一面を色濃く窺わせた形です。

(略)