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5月23日の自民党ネット番組での発言に法的措置を検討するとした立憲民主党と国民民主党に対し反発している加戸守行前愛媛県知事への支持が広がりを見せており、自民党議員からも「白黒つけましょう!」との声が出ています。

前愛媛県知事の加戸守行氏は自民党ネット番組で玉木雄一郎共同代表や福山哲郎幹事長の名前を出して、加計学園問題についてこのように述べていました(関連記事)。

加戸「玉木雄一郎先生とか、福山哲郎先生とか、めぼしいとこに100万ずつ政治献金がいったら途端にブレーキがかかっちゃって、今でも国会で追及の先頭に立たれてるから、まぁ100万円の政治献金あんなに義理堅く働かれる先生って自民党にはいませんねぇ」

すると翌日、福山幹事長や国民民主党の泉健太国対委員長がそれぞれ会見で法的措置に言及、これに対し加戸氏も25日に「受けて立つ」と争う姿勢を見せたことから、加戸氏を支持する声が広がっています。

民間人である加戸氏に法的措置をちらつかせた立憲民主党と国民民主党への不快感も加戸氏応援が加速する要因となっており、ジャーナリストの有本香氏が「言うだけでやらないなら恫喝と取られても仕方ない」と語っている他、作家の百田尚樹氏も「もし、これで訴えなかったなら、『訴えるぞ』と言ったのは脅しの意味だったというのが明らかになるぞ。 」と述べています。

また、自民党議員からも立憲・国民両党に態度を明確にするよう求める声が上がっています。これは平井卓也・広報本部本部長/IT戦略特命委員会委員長がTwitterで「白黒つけましょう!」と語っているというもの。

平井議員は加戸氏の「受けて立つ」発言を取り上げた新聞記事に「がんばれ」とコメントした別の人物のツイートを添付する形で「白黒つけましょう!」としています。

立憲・国民両党の母体だった民進党は2017年3月に森友学園問題に関連した報道で産経新聞に対し「厳重に抗議するとともに法的措置も含めた対応を検討する」とした抗議文を送付していた他(関連記事)、2011年には民主党政権下で復興担当相が「書いたらもうその社は終わりだから」と発言するなど強権的な姿勢を滲ませてきましたが、こうした体質が立憲民主党・国民民主党と名前を変えても健在であることを今回鮮明に印象づけています。