■自民党の石破茂・元幹事長(発言録)

 いつの時代も国を変えるのは都ではなく、地方が変えてきた。いつの時代も国を変えるのは権力者ではなく、地方の民衆が変えてきた。いま、そういう時代に生きている。


自民党においてもそうなのであり、我が党は地方の力あって、今日政権を維持させていただいている。地方を最大限尊重し、選挙のときだけ頼む、拝むではない。地方あってこその自民党だ。そういう意識を私は強く持っている。

 (国会の会期末が近付く中での働き方改革法案の審議について)限られた期間でどれだけ濃密な議論をするかであり、それぞれの地域の理解、働く人々の理解を得るように、国会の場だけではなく、多くの場でよりよい成立の仕方をしていくように努力をしていくべきものだ。

 強行採決がどんどん行われると、どんなにいい法案でも、その実効を得ないことがある。成立させることと多くの理解のもとで成立させることは両立させる必要がある。(鳥取県米子市での党県連大会でのあいさつと記者団の取材に)

朝日新聞
2018年5月20日18時08分
https://www.asahi.com/articles/ASL5N5J9YL5NUTFK00D.html