■石破茂・自民党元幹事長(発言録)

 総理大臣はまさしく命を削る仕事以外の何物でもない。日本国の命運に大きな責任を負い、誰に責任を転嫁することもできない。ありとあらゆることは総理大臣が一身に責任を負わなければならない。命をかける激職だ。そのような大変な仕事を自分はできるのか、そういうことを日々自分に問いかけている。

政治はありとあらゆる人に公平、平等に行われなければならない。政治がいかに行われたかは、常に国民に対して誠実で謙虚でなければならない。何が行われたのか全然分からない、文書はなくなった、書き換えられた、無くなったと思ったらあった、こんなことでどうして政治が、行政が公平、公正に行われたということを有権者に対して示すことができるのか。

 また、週明けから国会論戦が始まる。安倍総理はこの問題を徹底的に解明する、真実を明らかにすると強い意思を表明している。安倍さんの思いがかなうように、真実は何であるか明らかにし、いつまでも森友、加計で国会が混乱する状況に終止符を打っていかねばならない。(鳥取市の鳥取駅前での街頭演説で)

朝日新聞
2018年5月13日03時20分
https://www.asahi.com/articles/ASL5D5H8HL5DUTFK006.html