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5月8日午前に行われた菅官房長官の会見で、麻生太郎副総理の発言について見解を求めた東京新聞女性記者が、「副大臣の会見で聞いて」とあしらわれ「打ち切られるのでここで聞いている」と食い下がる場面がありました。

「副総理の会見で聞いて」「打ち切られるのでここで聞いてる」

この日の会見で最後に質問した東京新聞の女性記者は、麻生副総理の「セクハラ罪という罪はない」をはじめとする一連の発言を問題視し「政府としてどう受け止めているのか」と質しましたが、菅官房長官は「まずですね」と不快そうに話し始めると「麻生副総理も今ここで会見してたわけですから、直接麻生氏から聞いて欲しい」と取り合いません。

しかし女性記者も負けておらず「打ち切られてしまってるので、またここでお聞きしてる」と譲ることなく、2017年11月に世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数において日本が過去最低となっていたことと絡め再び見解を尋ねましたが、菅官房長官も譲らず「麻生大臣に聞いて欲しい」「そのために閣僚会見を今日やってるわけですから」と繰り返すのみで平行線を辿ったまま会見は終了していました。

財務省前次官のセクハラ疑惑問題を巡っては、4月24日の会見でも菅官房長官は「財務省に聞いて欲しい」「麻生大臣に聞いて欲しい」と答弁していた他、「先程申し上げた」と3回も繰り返してこの女性記者への心象の悪さを印象づけていました(関連記事)。

(略)