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4月11日の衆議院予算委員会で首相秘書官が質疑者である自分にヤジを飛ばしたとして議場でもその後の会見やTwitterでもこれを非難し騒ぎ立てている希望の党・玉木雄一郎代表に対し、足立康史議員が「秘書官のやじ、いいんじゃないか」と述べ、国会を改革するための契機にすべきだ、との見解を示しています。

足立議員は4月12日未明、Twitterでこのように発言。

足立「秘書官のやじ、いいんじゃないか。野党議員はヤジでもなんでも許されて、政府与党はひたすら我慢。そういう国会を変える契機に!」

野党が一方的に政府与党を攻撃する国会のあり方について、足立議員が異を唱えたのは今回が初めてではありません。2017年4月10日の衆議院決算行政監視委員会第一分科会では、当時の民進党・蓮舫代表の二重国籍問題や山尾志桜里議員の政治資金規正法違反疑惑などを挙げ、足立議員はこのように主張していました(関連記事)。

足立「これ全てね、制度がないから追及できないんです。どういう制度がないか。国会で、野党を追及する場がないんですね。」

また足立議員は憲法審査会海外調査団の一員として英国やイタリア、それにスウェーデンを訪問し現地における国会の状況を視察した後にブログでこのように国会改革の必要性に言及していました。

足立「日本の国会では、委員会質疑の基本形は議員(主として野党)が政府、閣僚を追及することになっていて、委員会室も教室型が中心ですが、スウェーデン国会の委員会は完全にコの字型、円卓型。政府メンバーは必要に応じて呼ぶだけで普段は議員間で討論をするのだそうです。(中略)これなら、野党第一党が一方的に政府を追及し、暴力でもプラカードでも何でもやりたい放題、政府与党はひたすら我慢、といった理不尽かつ非生産的な状況にはなりません。」

4月11日の衆議院予算委員会で野党議員による酷いヤジを放置する一方で自身に向けられたとされる首相秘書官によるヤジに神経質に反応した玉木雄一郎代表は(関連記事)その後の会見でもこの件を取り上げて延々と批判を繰り広げた上、Twitterでも「前代未聞の不祥事」「国会をナメるな」などと大騒ぎしています(関連記事)。

しかし、秘書官を「犬」に例えた品性には厳しい反応が相次いでおり、玉木議員のツイートに対しては4月12日朝までに1,500件近いコメントが押し寄せています。