産経ニュース 2018.4.11 12:27
https://www.sankei.com/politics/news/180411/plt1804110024-n1.html

 菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、シリアの首都ダマスカス近郊での化学兵器使用疑惑を受け、
トランプ米政権がアサド政権に対する軍事攻撃を検討しているとされることに関し、政府として
米国など関係国と緊密に連携して対応する考えを示した。菅氏は「シリアにおける化学兵器の使用が
事実であれば、決して許されるものではない。わが国としては強く非難したい」と述べた。

 国連安全保障理事会は10日、シリアでの化学兵器の使用者や使用状況を調べる機関の設置などを求めた
米国配布の決議案を否決した。

 菅氏は「化学兵器使用の責任の所在を明らかにすることが重要で、決議案が否決されたことはきわめて残念だ」
と指摘。そのうえで、「わが国としては引き続き使用者の特定を含む真相究明に向け、国際社会と
しっかり連携したい」と述べた。