「私や私の妻や私の事務所が関係していたら、総理も議員も辞める」―― 安倍総理の口からこの衝撃的な答弁が出た瞬間、森友問題は一気に政局化した。なにせ総理が自分の首を賭けるというのだ。

この答弁は単に森友問題を政局化させただけでなく、ここ数回シリーズで検証するように(参照:「政権の『佐川主犯』物語に終止符! 一年前のある発言から明らかになる『綻び』」、「<森友問題>やはり改ざんは2月17日からだった!
『酒井弁護士、あなたは嘘を“つかされて”いる』」)、公文書改ざんの契機になった可能性が極めて高い。まさにこの「2017年2月17日安倍晋三答弁こそが「全ての始点」と言えよう。

今回、この答弁を引き出した福島のぶゆき氏(当時衆議院議員(民進党)・現在落選中)をお招きし、あの当時の国会論戦の様子、そして今後、野党は森友問題に関しどのような戦略をとるべきか、忌憚のないご意見をうかがった。
福島氏からは、あの答弁を引き出した当事者という立場からのみならず、元官僚として、そして国家の行く末を憂う一人の市民として、極めて興味深い発言が多数あった。

(中略)

菅野 このインタビューは、必然的に私の読者が読む人が多いので断っておきますが、日本会議というのは福島さんもご存知の通り、利権集団ではまったくないですよね。

福島 本来はそうです。

菅野 組織そのものも別に利権の斡旋をする余力も能力もない小さい団体なのですが、会員の人たちが勝手に「君も日本会議、僕も日本会議。じゃあ……」といってうまくいく話などあるのでしょうか。

福島 権力に近くて、俺たちが国を動かしているのだから利益を得られて当然、と膨らんでいっている現実があると思います。中国のように、共産党に入らなければ会社も経営できないから、みんなマルクスも毛沢東も読んだことないけど中国共産党員になります、というのと一緒ですよね。

菅野 日本会議の場合は、行き着く先が毛沢東やマルクスではなく、谷口雅春なわけです。宗教だと言うことでドッチラケするはずなのですが、みんな深みに入っていかないわけですよね?

福島 私はあなたの本を読んでいないからわかりませんが(笑)

菅野 よく言いますよ(笑)。

(続きはソース元で)

ハーバー・ビジネス・オンライン
https://hbol.jp/163558
2018年04月08日