加計学園系の通信制高校が鹿児島に 地元市民、議会に説明なし 姶良市の対応に批判も
2018年04月05日17時35分 (更新 04月05日 17時52分) 西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/406305
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180405-00010016-nishinpc-soci

加計学園グループの英数学館が開校する通信制高校「並木学院高等学校姶良学習支援センター」=3月26日、鹿児島県姶良市
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学校法人加計学園(加計孝太郎理事長、岡山市)グループの学校法人英数学館(広島市)が運営する通信制高校「並木学院高等学校姶良学習支援センター」が4月、鹿児島県姶良市に開設された。
加計グループと市は連携協定を結んでおり、高校は市の建物に入居するが、開設情報は大半の市民は知らされていない。市議の一人は「議会への説明もない。加計学園絡みなので、市は隠したいのではないか」と市の対応を批判している。

3月28日には市内で市幹部ら関係者を集めた開所式があり、英数学館の理事長を務める加計氏も出席した。参加者によると、加計理事長は、不登校生徒の受け入れなど高校の学習内容を説明し「地域に貢献したい」とあいさつしたという。

加計グループと市は2016年10月、教育振興やまちづくり、観光などで連携する包括連携協定を締結し、開設はその一環。市によると、JR加治木駅近くの市所有の建物2階(54平方メートル)を昨年6月から貸している。賃料は条例に基づき年間4万6千円で、事務所と教室があるという。

市は「一民間企業の話で、これまでも賃料をどこからいくら徴収しているなど議会に説明したことはなく、説明義務もない」としている。

=2018/04/05 西日本新聞=