0001あはれをかし ★
2018/04/04(水) 12:12:41.34ID:CAP_USER9https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2897707004042018MM0000/
原子力規制委員会は４日の定例会合で、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場（青森県六ケ所村）について、
稼働に向けた安全審査の再開を決めた。原燃の工藤健二社長が設備の総点検の状況などを報告し、
審査の再開を申請した。同工場では非常用電源が入る建屋への雨水流入などトラブルが相次ぎ、
2017年10月から審査が中断していた。
規制委は原燃の点検結果や体制の見直しなどを確認し、安全審査の再開を決めた。更田豊志委員長は
「トラブルを繰り返さないことが一番重要だ」と強調した。
再処理工場では雨水の流入のほか、ウラン濃縮工場で排気ダクトの腐食が見つかるなど大量の点検漏れも
判明していた。規制委は一連のトラブルを保安規定違反に当たると認定し、改善を要求。
原燃は施設内の全設備を点検し、運営管理の体制も見直すとして審査の中断を申し入れていた。
再処理工場は原子力発電所の使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出し、原発の燃料として
再利用するための中心施設だ。原燃は安全審査の中断により、それまで18年度上半期としていた
工場の完成時期を３年延ばすことを決めている。工場は1993年に着工し、当初97年の完成を目指したが、
技術的な難しさやトラブルによって延期を繰り返してきた。
