NHK NEWS WEB 4月3日 14時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180403/k10011389261000.html

情報公開請求で開示された防衛省の文書をめぐり、共産党が、意図的に一部が削除されているのでは
ないかと指摘したことについて、小野寺防衛大臣は、文書の一部のデータが更新されていたものの、
書き換えなどは行われていないという見方を示しました。

共産党は、先月30日に国会で、防衛省の統合幕僚監部が平成24年7月に作成したとされる文書について、
独自に入手したものと、情報公開請求で開示されたものがページ数などが異なることから、
意図的に一部が削除されているのではないかと指摘しました。


これを受けて、防衛省は2日、開示されたものと同じ題名の文書がほかに2つ確認されたことを公表し、
文書の一部のデータは情報公開請求が行われたあとに更新されていたと説明しました。

これについて小野寺防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し、改めて、文書の一部のデータが更新されていた
としたうえで、「作成当時の関係職員への確認を行っているところだ。保存されている文書のデータは、
更新内容を確認できるかどうか内部で検討している」と述べました。

また、記者団が「文書を書き換えたから更新したのではないか」と質問したのに対し、
「内容を見るかぎりそのようなことはないと思う」と述べ、書き換えなどは行われていないという
見方を示しました。