YOMIURI ONLINE 2018年04月03日 08時44分
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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180402-OYT1T50143.html

 自民党の教育再生実行本部(馳浩本部長)が検討している大学など高等教育授業料の「出世払い」制度の
たたき台が判明した。

 対象世帯の年収上限を1100万円程度とし、財源には財政投融資を活用することが柱だ。
3日の同本部会合に示し、意見を募る。

 「出世払い」制度は、国が学生本人の代わりに授業料を大学などに給付し、本人が就職後に
一定の所得に達してから返済する仕組み。たたき台によると、国は入学金約28万円のほか、
国公立大なら授業料と同額の年間約54万円、私立大なら同70万円か同120万円を肩代わりする。
返済は本人が課税所得に達してから、所得に応じた額を返す。返済は無利子を想定している。

 財政投融資は、政府が長期間低金利でお金を貸し出す仕組みで、「財投債」と呼ばれる国債の一種を発行して
資金を調達する。「出世払い」制度の運用に年間約9800億円が必要と試算しているが、特別会計で
処理する財投を活用すると、財政再建の指標となる基礎的財政収支に影響しない利点がある。

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