NHK NEWS WEB 3月23日 11時41分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180323/k10011375681000.html

財務省の決裁文書の書き換え問題について、安倍総理大臣は閣議のあとの閣僚懇談会で
「行政全体の信頼が損なわれ痛恨の極みだ」と述べ、信頼回復に向けて、文書の更新履歴などを
厳格に管理できる電子決裁システムへの移行を加速させることなどを指示しました。

この中で安倍総理大臣は、「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書が書き換えられた問題について
「行政全体の信頼が損なわれ痛恨の極みだ。一度失われた信頼を取り戻すことは至難だが、
われわれ閣僚が先頭に立って、すべての政府職員が一からやり直すつもりで信頼回復に全力で取り組んでいく」と述べました。

そのうえで「すべての政府職員には、公文書は国民が共有する知的資源であること、公文書を扱う者の立場は
極めて重いことを改めて肝に銘じてほしい」と述べました。

そして、来月から各府省庁が運用を始める新たな文書管理規則を確実に運用することや、文書の更新履歴などを
厳格に管理できる電子決裁システムへの移行を加速させること、さらに現在行っている財務省の調査結果を踏まえ、
問題点を洗い出し、公文書管理の在り方を政府を挙げて見直すことを指示しました。