自民党の渡邉美樹参院議員が、過労死遺族を前に「週休7日が幸せなのか」などと発言した問題で、遺族らの抗議を受け、発言が議事録から削除されました。

 今月13日、参議院の中央公聴会で、自民党の渡邉美樹議員は過労死した人の遺族を前に、「お話を聞いていますと、週休7日が人間にとって幸せなのかと聞こえてきます」などと発言しました。

 遺族側は先週、「曲解しているうえ、過労死遺族に対する理解もない」などと直接抗議し、渡邉議員は発言を撤回した上、謝罪しましたが、議員からの要請が了承され、議事録からも発言が削除されたということです。

 「(渡邉議員の謝罪については)私はまだ半信半疑。しっかり、この後も見守り続けないといけない」(東京過労死家族の会 中原のり子代表)

 削除を受けて、22日に会見した過労死家族の会のメンバーからは「本当に謝罪する気持ちがあるのかは半信半疑だ」といった感想が相次ぎました。

TBS NEWS
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http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3323806.htm