NHK NEWS WEB 3月21日 22時29分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180321/k10011373871000.html

自民党の岸田政務調査会長は記者団に対し、財務省の決裁文書の書き換え問題を受けて、
今は党にとって大変苦しい時期だとして、当面、安倍政権を支える考えを強調したうえで、
秋の総裁選挙への対応は今後の政治情勢を見極めて判断する考えを重ねて示しました。

自民党の岸田政務調査会長は、訪問先の香港で記者団と懇談し、財務省の決裁文書の書き換え問題を受けて、
内閣支持率が下落していることについて、「この問題に対する国民の関心のあらわれで、日本の行政や
政治に対する信頼が低下していることは真剣に受け止めなければならない」と述べました。

そのうえで、岸田氏は「今は自民党にとって大変苦しい時期であり、党が一致結束し、政治の信頼回復に
努力しないといけない時期だ。今は、それに尽きる」と述べ、当面、安倍政権を支える考えを強調しました。

一方、秋の党総裁選挙への対応について、岸田氏は「何も決めていない。政治をめぐる状況が
不透明感を増しているので、先行きを予断をもって申し上げるのは難しい。しっかりと政治の状況を見極めたい」
と述べ、今後の政治情勢を見極めて判断する考えを重ねて示しました。