YOMIURI ONLINE 2018年03月20日 22時50分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180320-OYT1T50106.html

 学校法人「森友学園」との国有地取引問題で、共産党の辰巳孝太郎議員は20日の参院予算委員会で、
学園が財務省近畿財務局と土地の貸し付け交渉をしていた2015年1月頃、学園の籠池泰典・前理事長が
記したとする手書きのメモを示した。

 貸付料について、財務局職員から指で「暗黙の提示」を受けた、と書かれている。

 同省理財局長だった佐川宣寿氏は昨年3月の国会で、「(事前に)学園側に予定価格を提示していない」
と答弁していた。この日の予算委でも麻生財務相は「事前に価格を提示するのは通常考えられない」と述べ、
辰巳氏は調査を求めた。

 辰巳氏が示したメモでは、15年1月13日午後に近畿財務局職員3人が学園を訪れ、貸付料を
年3400万円だと「指にて暗黙の提示」をしたと記載。学園側が希望していた年2300万円とは開きがあり、
「(財務局は)はじめから金額を決めており譲歩を見せない」と不満をのぞかせていた。

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