NHK NEWS WEB 3月16日 12時34分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180316/k10011367391000.html

文部科学省が前川前事務次官を授業の講師に招いた公立中学校に内容の確認や録音の提出を求めていた問題で、
林文部科学大臣はメールでの指示については「誤解を招きかねない面もあった」として、担当者を
注意したことを明らかにしました。ただ、調査自体は法令に基づき適切だったと主張しました。

名古屋市の公立中学校が先月、文部科学省の前川前事務次官を総合学習の授業の講師に招いたところ、
文部科学省から教育委員会を通じて、内容を問いただすメールが届きました。

国が個別の学校の授業内容を調査することは原則、認められていませんが、メールでは前川氏が
天下り問題で辞任したことや、出会い系バーの店を利用したことを指摘したり、授業の録音の提出を求めたりするなど、
合わせて15項目について文書で回答するよう求めていました。

この問題で林文部科学大臣は、教育委員会にメールで調査を指示したことについて、「教育現場に
誤解が生じないように留意すべきことは当然だ。その観点ではやや誤解を招きかねない面もあった」として、
担当者を注意したことを明らかにしました。

一方で、個別の授業内容を調査したことについては、「校長が前川氏の事実関係を十分調べることなく
授業の講師に招いたことは必ずしも適切であったとはいえない。もう少し慎重な検討が必要では
なかったかと考えている」と述べて、法令に基づき適切だったと主張しました。


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