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財務省が文書書き換えを認めたことで攻勢を強めている野党ですが、希望の党の玉木雄一郎代表が3月12日の会見で森友学園との土地取引における文書書き換えについて「強い怒りを感じます」「深刻かつ重大な事態」「歴史上の汚点」などと厳しく非難しながらも、内閣不信任案提出について問われると「えー、他の野党ともよく相談をしながら」と歯切れの悪さを見せる場面がありました。

玉木代表は会見の冒頭で「驚きました。驚きと同時に強い怒りを覚えます」「極めて組織的かつ悪質なもの」「歴史上の汚点というべき重大・深刻な事態」と財務省を非難、またその後も「麻生大臣は責任をとってお辞めになるべき」「責任回避は許されない」、「安倍内閣は信任出来ずという思いは更に強まった」などと安倍首相や麻生財務相をも批判の矛先にしていたものの、内閣不信任案の提出について問われると「えー、他の野党ともよく相談をしながらですね、考えていきたい」と語っていました。

玉木「そうですね、あの、今回のケースはですね、政府のある種立法府に対する説明責任が、信頼がですね、根底から崩れたような問題だと思います。ですから、これ財務省あるいは財務省の部局の責任が問われる問題ではなくて、やはり、内閣全体の信任・信頼に関わる問題だと思います。その意味で、内閣不信任案を提出するということもですね、今後視野に入ってくるかもしれませんが、これはですね、えー、他の野党ともよく相談をしながらですね、考えていきたいと思いますが、いずれにしても、今回の件をとってみてもですね、やはり、安倍内閣は信任出来ずと、いう思いは、更に強まったと思います。」

「今回のケースは政府の立法府に対する説明責任や信頼が根底から崩れた」と指摘するほどの勢いであったことから、内閣不信任案の提出については他の野党と相談した上で、とした玉木代表のトーンの違いが印象的な会見でしたが、3月12日に発表されたNHK世論調査の結果によると希望の党の支持率は社民党の0.7%にさえ及ばないわずか0.6%。

希望の党の支持率低迷は2月26日の衆議院予算委員会で働き方改革について玉木代表が安倍首相に対し「世論調査の声に耳を傾けるべきだ」と述べ失笑を買ったほどでした(関連記事)。

玉木代表は近畿財務局の自殺した職員について「仮に不本意な対応に手を染め悩み抜いた結果だとしたらあまりにも悲し過ぎる」とツイートを流し批判を浴びたばかりでした(関連記事)。