今回は、2015年の6月から行方不明となってしまっている日本人ジャーナリストの安田純平さんが2017年10月現在、
どのような状態になっているのかをご紹介します。

■本名はそのまま?

安田純平さんは1974年3月16日であるということは公開されているのですが、本名は一切後悔されていないので、本名は不明です。
一説にはこの「安田純平」という名前が本名であるという説もありますが、偽名であるという説が有力です。

パスポートのコピーがニュースなどに流れてきたことがありましたが、名字の部分が伏せられていたので、名字はやはり不明です。
パスポートですので、名前が純平であることは事実なのではないでしょうか。

■安田純平は現在死亡している?

インターネット上で多くささやかれている説が、2017年現在、すでに安田純平さんは死亡しているのでは無いのかというものになります。
安田純平さんが拘束されたことが確認されたのは2016年5月ではありますが、
実際に音信不通となったのは2015年6月なのですでに2年と半年が経過しているからです。

さすがに2年と半年の月日は長いです。現在でも生存が確認できていない状況ではありますが、
拘束された状態でいるのかどうかももはやわからない状態になっております。ネット上でも集められる情報に限界があり、
実際に情報収集をするために現地に移動していったジャーナリストの方々の記事を見ても、接触する段階にまでいけていません。

■拘束したのはISではない?

これには諸説ありますが、イスラーム過激派組織であるISが拘束したという説はほとんどありません。
最も有力な説はこのISとの敵対している武装勢力です。現在生存説を唱えている人たちも、
拘束しているのがISではなくて武装勢力だからという考え方が働いているのでしょう。

実際にトルコ経由で現地にまで行こうとした方がかかれている記事ではISと現在では敵対している
「ヌスラ戦線」という武装集団が拘束しているという記載がありました。

ただし、元々この武装集団が拘束していたのでは無く、記事によると現地にいた、
ならず者グループの連中が安田純平さんを拘束していましたが紆余曲折があってこの武装グループに安田純平さんの身柄が移されました。

最初はこの「ヌスラ戦線」が安田純平さんを拘束していると考えられて問い合わせしたところ、
むしろそれで事態を把握してならず者どもを勝手に行動したとして攻撃し、安田純平さんの身柄がヌスラ戦線に移動したと考えられております。
2016年に発表されたあの画像もヌスラ戦線で拘束されている安田純平さんの画像と考えられていました。

このヌスラ戦線はアルカイダ系組織ではありますが、今では完全にISと敵対関係にあり、お互いが激しくぶつかり合っているので、
安田純平さんの身柄がIS側にうつされることはほぼ無いだろうというのが多くの方の見解となります。

■安田純平は現在もシリアにいる?

まだ生きているだろうという説の根拠は、先ほど登場した「ヌスラ戦線」の人質に対する扱い方にあります。
このグループは今まで何人もジャーナリストを捕まえていたようですが、記事によれば殺した人はいません。
2012年にもスペイン人が拘束されていましたが身代金なども一切とらずに解放しています。

そのため、仮にまだ生きているのなら、現在も殺されずにシリアにいるだろうという推測が最も広まっております。
それでも2017年10月現在、見つかったという報告が無いので憶測や推測でお話しするしかありません。

■現在でも安田純平さんは安否不明

現在でも安田純平さんは安否が不明です。2017年10月17日に「首都」ラッカ解放がほぼ終わり、シリア情勢も大きく流動したのですが、
それでも現在安田純平さんの情報が流れてくることは無くなりました。