http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000122282.html

 森友学園を巡る文書の書き換え疑惑について、書き換え疑惑を報じられた財務省は今、どういう状態なのでしょうか。

 (経済部・朝日健一記者報告)
 財務省は一貫して文書があるかどうかの回答を控えています。6日午後、野党が2種類の決裁文書があるのかどうか迫りましたが、財務省は「捜査に関わる」として回答を避けました。そのうえで「捜査対象になっていて、すべての文書を直ちに確認できない状況だ」として、早期に回答するのは難しいという認識も重ねて示しています。
 (Q.今後、財務省はどういう対応をしていこうと考えているのでしょうか?)
 財務省関係者は「しばらくはじっと耐える時期だ」と話していて、ゼロ回答がしばらくは続くのではないかという見通しです。朝日新聞が「確認した」とする文書が決裁文書か分からないなかで、何を示すべきか財務省も実は分からないからです。政府関係者も「報道された文書が何か分からないうちにこちらから動いたら、余計な火種を作ってしまう可能性がある」と話し、これ以上のリスクを避けたい考えを示しています。加えて、仮に6日のように委員会が流れ続けたとしても予算案は月末に自動的に成立します。財務省にとってはマイナス面があまりないということもあり、しばらくは「言及控えていく」という対応が続きそうです。