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立憲民主党の蓮舫議員が2月26日の夜、SNSで産経ニュースの記事に対し「取材すらなくこうした記事を書く」と不満を露わにしています。

これは産経ニュースが2月26日に公開していた「蓮舫氏、確定申告現場視察が幻に “森友”で国税庁長官の引っ張りだし画策」という記事に反発しているというもの。

産経ニュースは「参院の野党では確定申告現場の視察で佐川氏を表に引っ張り出す計画が進められていた。主導したのは立憲民主党の蓮舫参院国対委員長(50)だった」と指摘する一方で「国会議員がぞろぞろと現場視察に赴くことは税務署の職員にとって迷惑な話」「そもそも与党が同意する見込みは少なく、実現性は乏しかった」と蓮舫議員を批判的な論調で扱った上、「過去にも現場視察にこだわってきた」とエピソードを紹介して「追い打ち」をかけていました。

国会議員の議員会館事務所をアポなしで訪問していた件の他、民進党代表だった2016年の末に、大火事で被災した糸魚川市への出張が仕事納め後に予定されていたことについて「こんな日程をありがとうと最後に役員室の皆さんに愛情を込めてお伝えをしたい」などと挨拶で語り(関連記事)、「忙しいのが嫌なら今すぐ国会議員辞めろ」といった声が殺到して大炎上していた(関連記事)件に触れられていたのです。

更に民進党議員が佐川長官の視察同行にこだわらない姿勢を示しているとしてハシゴを外し「野党間の見解を束ねる求心力がもとめられている」と蓮舫議員の政治力量に疑問符をつけた格好で記事を締めていたことから蓮舫議員はSNSで反発。Twitterで「記事を添付するのも不本意だが」としてこう述べています。

蓮舫「記事を添付するのも不本意だが、私に全く取材すらなくこうした記事を書く新聞社がいる、と伝えたい。」

またFacebookでもこのように語っています。

蓮舫「全く私に取材しない政治部の記事、しかもお会いしたこともない記者。「へー」との驚きだけしかない。産経新聞の取材はこんな感じです。」

沖縄の記事問題直後と言っていいタイミングだけに「取材しない」という部分から産経新聞への厳しい声もないわけではありませんが、「取材がなかったのはわかりましたが内容は否定しないんですか?」「内容が間違ってたら問題だけどそこはどうなのか」と取材の有無ではなく記事の中身を問う疑問や、「役所に乗り込んで騒ぐ野党が言っても説得力が無いと思います」という意見、中には「いろいろ言われ続けてる安倍首相の気持ちはわかりましたか?」といった皮肉まで見られています。

蓮舫議員は確定申告の現場視察について2月中旬に自身のTwitterで「現場の様子を見て、長官に確定申告について伺いたい」「参議院予算委員会として視察を行うべき」と意欲を見せていました(関連記事)。