0001マスター・ネシトル・カ ★
2018/02/19(月) 12:00:43.29ID:CAP_USER9https://www.jiji.com/jc/article?k=2018021900243&g=pol
安倍晋三首相が裁量労働制に関する答弁を撤回した問題で、答弁の基になった厚生労働省のデータが、裁量労働制で働く人より一般労働者の労働時間の方が長くなりやすい調査を基にしていたことが分かった。厚労省が19日午前の衆院予算委員会理事会に報告した。野党は反発しており、政府により詳細な説明を求めている。
同省が発表した調査結果によると、一般労働者の残業時間は1カ月のうち最も長い日のデータを使い、裁量労働制は通常の1日の労働時間を用いて比較していた。異なる聞き方で得た回答を都合よくまとめたと疑われかねず、野党は首相答弁に至る経緯を追及する方針。
野党6党は同日、国会内で合同会議を開催し政府から説明を聴取。厚労省の担当者は「一般労働者と裁量労働制で異なるやり方で選んだ数値を比較したことは、不適切だった」と陳謝した。
疑義が生じているのは、厚労省の2013年度労働時間等総合実態調査で、裁量労働制による労働者は一般労働者よりも労働時間が20分程度短いとの内容。首相はこれに基づき、「働き方改革」関連法案に盛り込む裁量労働制の利点を強調、その後に撤回した。加藤勝信厚労相はデータを撤回したものの、その真偽については確認していなかった。