東京新聞 2018年2月18日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201802/CK2018021802000106.html


 沖縄県名護(なご)市辺野古(へのこ)沿岸部の海底に活断層が存在する可能性があるとして
米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)移設の危険性を学者が指摘している。
政府は活断層の存在を否定するが、学者は「移設は無謀。直ちにやめるべきだ」と警鐘を鳴らす。

 活断層は、過去に繰り返し動いた跡があり、将来も動くと予測される断層。動くと地震を起こす。

 辺野古移設に反対する「オール沖縄会議」が十四日に開いた討論会。琉球大の加藤祐三名誉教授(岩石学)は、
二〇〇〇年に当時の防衛庁が作成した海底地層断面図で明らかになった五十メートル以上の沈下を挙げ
「間違いなく活断層だ」と強調した。

 加藤氏は、この地点は陸上で確認されている二つの断層の延長線上にあり、地震を繰り返して
層のずれが大きくなったとの見解を説明。「燃料タンクや弾薬庫がある基地の直下で地震が起きれば危険だ」と問題視した。


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