2018年2月9日  日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/222805

深夜に働く主婦といっても“夜の商売”の話ではない。

「保育園に預けられないから、昼は子どもの世話。夜しか働けません」

 3歳の子を持つ山村さん(37=仮名)は子どもを寝かしつけ、夫が帰宅する夜10時から近所のコンビニで働く。働き方改革によって夫の残業代がカット。そのせいで夫の給料が激減し、生活費が足りなくなった……。

 早朝や深夜に働くパート主婦が増えている。「2017年版パートタイマー白書」によると、夜10時から早朝6時まで働いている主婦は全体の6.6%だが、10年前の2倍に増加した。夕方5時から夜10時まで(49.7%)と、早朝6時から8時まで(9.3%)を含めると実に65.6%だ。

 理由のひとつに、認可保育所に入れない待機児童問題がある。仮に、認証など民間の保育所に入所できたとしても、月に8万円前後。ベビーシッターを雇おうにも、自分の時給よりも高い。昼間に中途半端に働くと、かえって高くつくのだ。

(以降ソースにて)