2018年2月7日14:06 バザップ
http://buzzap.jp/news/20180207-kibou-split/

もはや支持率回復は絶望的です。詳細は以下から。

玉木雄一郎代表ら執行部が思いとどまった希望の党の分党ですが、相手から三行半を突きつけられた格好です。

希望の党の結党メンバーのひとりである松沢成文参院議員団代表が2月6日、党の古川元久幹事長と国会内で会談し、安保法制や改憲に関する執行部との見解の違いを理由に「分党」の協議を申し入れ、自身を含む5人の「分党リスト」を提出しました。

この「分党」協議は7日の役員会で正式に提案されることとなり、分党手続きが始まります。分党リストに名前を連ねる後の4人は結党メンバーでもある「日本のこころ」組の中山成彬元国土交通相と中山恭子元拉致問題担当相、そして行田邦子参院議員と井上一徳衆院議員。

玉木代表は1月31日の時点では「分党の話はない。一致結束して臨んでいくことが確認された」と強調していましたが、政党の要件に必要な5人が集まったことから今回の分党に踏み切ったものであるとのこと。「希望の党」の党名は松沢議員らのグループが引き継ぐ予定です。

なお、松沢議員らと比較的立ち位置が近いと考えられていた結党メンバーの細野豪志元環境相や長島昭久政調会長らは残留する見通しとのこと。

香典問題に加えて分党の話が二転三転することで玉木代表の求心力が低下することは必至。この上全国的な認知度を誇る「希望の党」という党名までもがなくなれば、残された元民進党右派の行き場はどこにもなくなってしまうことになりそうですが…?