京都府知事選に福山氏出馬意向
弁護士、共産系が支援検討
2018年02月07日 08時27分配信 京都新聞
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福山和人氏
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任期満了に伴う京都府知事選(3月22日告示、4月8日投開票)で、京都弁護士会元副会長の弁護士、福山和人氏(56)が立候補の意向を固めたことが、6日分かった。近く正式表明するとみられる。

労働団体や共産党で構成し、近年の知事選で府議会の知事与党が推す候補に対抗する候補者を擁立してきた「民主府政の会」が支援する方向で検討している。昨年10月の衆院選で野党共闘に取り組んだ市民団体や安全保障法制の廃止を求める組織などに結集を呼び掛ける。

福山氏は、解雇や賃金不払い、不当労働行為などの労働事件を多く担当してきた。関西建設アスベスト京都訴訟や大飯原発(福井県おおい町)運転差し止め京都訴訟、安全保障法制違憲京都訴訟などの弁護団に加わった。知事選では、格差是正や低所得者層への支援強化、教育無償化などを訴えるとみられる。

福山氏は取材に「府民の暮らしを良くするために頑張りたい」と述べた。

福山氏は宇治市生まれ。立命館大法学部卒。2001年弁護士登録。日本労働弁護団幹事、15年度に京都弁護士会副会長を務めた。京都市左京区在住。

現職の山田啓二知事は4期限りで退任する意向を昨年12月に表明した。自民、公明、民進各党の府組織は、前復興庁事務次官の西脇隆俊氏(62)の擁立を決めている。