(2018/02/06 17:28) tv asahi
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000120349.html

 「原発ゼロ」を巡って安倍総理大臣と元総理大臣が激論を交わしました。

 立憲民主党・菅元総理大臣:「私は原発のコストと電気代というのはイコールではないと思う。私はコストが安いということは言えないと思う」
 安倍総理大臣:「資源に乏しい我が国にとってはこうした電気料金のコストに加えて、気候変動問題への対応エネルギーの海外依存度を考えれば、原発ゼロということは、責任あるエネルギー政策とは言えないと考えている」
 東日本大震災の際に総理大臣だった菅元総理は「原発事故の発生を抑えられなかった責任は自民党政権にもあるのではないか」とただしました。安倍総理は「その通りだ」としたうえで、「片時も忘れずに真摯に反省し、二度と事故を起こさない決意で施策を進めたい」と強調しました。

(参考)
●2006年参院/質疑応答の要約

吉井英勝議員「きょうは、原子力発電所の地震、津波対策を取り上げたいと思います。
       巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失する場合の問題も大きい。
       よって、次のとおり質問する」

吉井英勝議員「海外(スウェーデン)では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか」
安倍首相「海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない」

吉井議員「冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」

吉井議員「冷却に失敗し各燃料棒が焼損した(溶け落ちた)場合の想定をしているのか」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」

吉井議員「原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測を教えて欲しい」
安倍首相「そうならないよう万全の態勢を整えている」