22(月) 10:00配信 スポニチアネックス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000082-spnannex-soci
 22日に通常国会が召集されるのを前に、新党代表として初めて迎える国会論戦に挑む立憲民主党の枝野幸男代表に意気込みを聞いた。

 野党第一党として、安倍1強の先頭となり立ち向かうことになる今国会。対抗策は女性2人の“口撃”。山尾志桜里衆院議員と、
蓮舫参院議員の論客2人に期待を寄せる。山尾氏について「憲法の問題を追及してほしいと思っている」と、
今国会のキーパーソンであることを示唆。さらに「(昨年10月の衆院選で)初当選した15人の中には生きのいい者もいる。
山尾氏には国会質問のノウハウというのを示して、新人を育ててくれる役割を担ってほしい」と背中で語る先輩としての効果を期待する。

 蓮舫氏は参院国対委員長へ起用。党首経験者を国対委員長へ起用するのは異例の人事。国会運営の調整役となり、
国会での質問は減りそうだが「質問ができないというわけではない」(党関係者)としており、引き続き論客として登場することになりそう。
枝野氏は発信力、突破力に期待しており「政府の税金の使い方の問題に対し、疑問を投げかけてほしい」と力を込める。

 昨年10月2日に1人で臨んだ結党会見から約3カ月半。党所属議員は衆院56、参院6の計62議席となった。
ここまでの点数を付けてもらうと「100点満点で300点ぐらいです」と高得点。理由をたずねると「自分も含めて
何人生き残れるんだろうと。何人も生き残らせなければならないという思いで。この議席をいただいて、文句を言ったらバチが当たります」。

 さらに、通常国会に向けて「われわれの想像を超えて期待いただけたのは、主張を明確にできたことが大きい。
自民党と共通しているものも少なからずあるが、どこが違うのか。そのことを明確に国会論戦で示していく」と意気込んだ。
細い枝から大きな幹へ。枝野氏が目指す“草の根の民主主義”を実現させる挑戦は始まったばかりだ。