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民進党と希望の党が1月14日、統一会派結成に向け大筋で合意したと報じられていますが、希望・松沢成文参議院議員が「覚悟を決めなければなりませんね」と語っています。

松沢議員は1月11日に自身のFacebookで統一会派結成に向けた動きについて「希望の党と民進党は何をやっているんだ!」などと苦言を呈していましたが(関連記事)、1月14日に投稿へのコメントとして「希望が民進との合流を強行するのであれば、覚悟を決めなければなりませんね。」と意味深な発言を残しています。

民進党と希望の党は1月14日に幹事長同士が会談、基本政策について大筋で合意し15日以降、それぞれが党内手続きに入る方針を確認した、と伝えられています。

希望の党からは既に松沢議員のほか行田邦子参議院議員もブログで「一体どういうことなのか。私の理解を超えている」と語っていますが、今回の報道を受けて民進党側からも疑問の声が早くも出ているようです。

小西洋之参議院議員はTwitterで改憲議論が進み年内に発議に至るだろうとした上で「この野合は日本政治最大の惨事である」また真山勇一参議院議員も「対立点を曖昧にしたまま数合わせだけの合流はもうやめにしないと、同じことをまた繰り返すだけ」と懸念を示しています。

更に統一会派については自民党からも。石原伸晃衆議院議員が「首をひねらざるをえない」、菅原一秀衆議院議員も「偽装離婚後、今度はまた偽装再婚するようなもの」と辛辣な意見を呈しており、このまま統一会派が結成されたとしてもその効果は限定的となりそうです。

特に希望の党への失望感は顕著で、1月13・14日に共同通信社が行なった世論調査における政党支持率は自民党が1.3ポイント増の38.4%、立憲民主党が0.2ポイント増の12.7%とそれぞれ支持を増やしているのに対し、希望の党は2.0ポイント減の1.2%と大きく支持を落としています。