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「また朝生に出て、同じようなシチュエーションになっても、同じことします」「もう呼ばれることないと思うが、次呼ばれても知ったかぶりはせずに、間違えたら全力で謝罪する」

 元日に放送されたテレビ朝日「朝まで生テレビ!」での発言が炎上したウーマンラッシュアワー・村本大輔が、8日放送のAbemaTV『AbemaPrime』で心境を語った。

 問題となっているのは、番組中、東京大学大学院の井上達夫教授に「君、9条2頂の文章、読んだことあるの?」と尋ねられた村本が「読んだことがない、だから聞いている」と反論したところからの場面だ。すかさず司会の田原総一朗氏が「読めよ、ちゃんと!」と叫び、井上氏も「少し自分の無知を恥じなさい」と指摘。これに対し村本は「視聴者の代弁者だから!テレビはそうなんですよ」と再び反論したのだ。

 「9条について、ふわっとしたことは分かる。でもこれが向こうの怒りに火をつけたみたいで、すごい怒られましたよ。出演にあたって、“小学生以下のバカみたいなことは絶対に言う。皆さんの話の腰を絶対に折ってしまう。それでもよかったら“と言ったし、共演者全員に“今日は僕、本当に小学生レベルのことを聞きますけどいいですか“と言った。そうしたら全員が『いいですよ。何でも聞いてくださいね』と言った。それなのに“憲法の話をもう一度教えてください“と言ったら無知を恥じなさいと言われた。落合陽一さんには“小学校に行きなおせよ“と言われたが、小学生以下と言っていたので幼稚園と言って欲しいんだけど。そもそもなぜ出ようと思ったかというと、いつもの朝生では“文民統制“という言葉などが当たり前に飛びかっていたし、僕が12月末に時事ネタ漫才みたいなのをやった時に、身の回りに知らない人が結構いる。9割の代弁者じゃないけど、もう一度、教えてくださいよ、という質問だった」。

 そう振り返った村本に対し、経済評論家の上念司氏は「無知を恥じなさい!」と井上氏と同じコメントで厳しく批判。「村本さんの漫才は『そんなこともお前ら知らないで政治とか大丈夫?』というのがオチだった。今回、そっち側に村本さんがいってしまったのがなぜだか分からなかった」と述べ、村本が非武装中立を訴え、命を失うくらいなら、尖閣諸島を中国に明け渡してもいいという主旨の発言をしたことについても追及。「命をかけて2000年間守ってきた人たちがいるわけで、自衛官をしている村本さんの弟さんやその同僚の方たちにもリスペクトが足りないと思われても仕方がない。リスペクトがあるならそういうことを言ってはいけない。命をかけても守らなければいけない。」と詰め寄った。
 
 すると村本は「例えば『泥棒が入ったらどうするの』『殺されたらどうするの?あなたが好きな沖縄が奪われたらどうするの?尖閣が奪われたらどうするの?』と聞かれて、『命を奪われるくらいだったら僕はあげます』と言った。それが『僕は尖閣をあげます』ということだけ取り上げられた」と説明、「そこでピシャっと『無知を恥じなさい。小学校に行けよ』で終わってしまった。皆さんが言っていることはすごく分かる。でも、あまりにも当たり前に憲法改正の話が進みすぎているので、質問をあてたら、東大の教授とか、三浦瑠麗さんとか、賢い人たちはどんな答えを返してくれるのかと思った」と説明した。
 
 さらに「沖縄にその翌日から行った時に片っ端から『憲法9条の改正をどう思うか。文民統制をどう思うか』と聞くと『知らねぇよ』『小学生の時にやったけど忘れたよ』と結構言われた。でも、僕の騒動をきっかけに、何人かは勉強したと言っていた。沖縄の新聞社からも取材を受けた。それが僕の仕事であって、それがいらないなら僕を出さなければいい」「人は恥ずかしいから隠す。隠して知ったかぶりをする。僕は自分の等身大でしゃべりたい。その中で共感してくれる人が1人でもいたらよくて、それが番組的にOKだから僕は出ているわけであって、もしああいうことを言って悪影響があるのであればテレ朝は僕を出さなくていい。僕は自分を作ってもいないし、リアルに分からない。だから教えて欲しい」。

(略)