自民党の二階俊博幹事長は９日、韓国の李洙勲駐日大使と党本部で会談し、慰安婦問題の最終解決を確認した平成２７年１２月の日韓合意をめぐり、韓国政府が新たな方針を示したことについて説明を受けた。

　関係者によると、李氏は「（新方針は）韓国側が履行するものがほとんどだ。日韓合意をやめるつもりはない。経済や安全保障とは切り離して協力していきたい」と理解を求めた。二階氏は「日韓関係はいろいろな問題があるが、原則を踏まえて乗り越えていかなければならい」と応じ、日韓合意を履行すべきだとの考えを示した。

　李氏は会談後、記者団に「新年のあいさつを申し上げて、互いに良い言葉を交わした」と説明。日韓合意については「私から説明し、二階氏からは『日韓関係が非常に大切だ』という話があった」と述べた。

産経新聞
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