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12月26日に行われた民進党の両院議員総会に関連して、小西ひろゆき参議院議員が「もし裏切ることがあれば全力で執行部を打倒しなければならない」と党内の不穏な状況を感じさせる発言を行っています。

これは12月26日の夕方、小西議員が大塚耕平代表の発言を捉えてこのように述べているというもの。

小西「民進の衆参・地方議員代表の会議で、私は、安保法制の集団的自衛権を一部容認する法改正方針を維持した希望との会派結成は許されないと意見。大塚代表は「民進綱領や基本政策を譲って会派結成はしない」と答弁。これが守られるか注視し、もし裏切ることがあれば全力で執行部を打倒しなければならない。」

民進党はこの日、両院議員総会を開き立憲民主党と希望の党に対し統一会派の結成を申し入れることを確認していました。

しかし、立憲民主党は早くも希望の党との統一会派結成に難色を示しており、3党での結成は出来ない、と意思表示しています。

希望の党側は党内で検討するとされていますが、玉木代表は「真剣に検討したい」と語り「前向きに対応する考えを示した」と報じられています。

小西議員のツイートは希望の党との統一会派結成を牽制したものと受け止められていることから、民進党が希望の党との間での統一会派結成を決めた場合「全力で執行部を打倒」する動きに出るとすれば党内の混乱に拍車をかける恐れがありますが、両院議員総会では小西議員と執行部に溝があるのではと感じさせる一幕もありました。

一度発言した小西議員が再度の発言を求めて挙手した際、執行部側はこのように述べて後回しにしようとするかのような態度だったのです。

執行部「他にいらっしゃいますか?もう二度目ですから。小西くんの意見はよく聞きましたので。ちょっとお待ち下さい。そうじゃなくて他にいらっしゃいますかって聞いてるんです。皆さんの意見を聞きたいので。」

他に発言者がいなかったためか、小西議員はその後無事に二度目の発言を許されていましたが、蓮舫元代表も立憲民主党入りを明らかにするなどますます小さくなる「泥舟」における主導権争いは来年にかけて更に激しくなっていきそうです。