沖縄タイムス 2017年(平成29年) 12月18日
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/185258

沖縄県宜野湾市の小学校運動場に米軍大型輸送ヘリコプターCH53Eの操縦席窓が落下した事故で、富川盛武副知事は18日、事故同型機を飛行再開させる方針を同日に発表すると米軍から連絡があったと記者団に明らかにした。事故原因は操縦士の人為的なミスであると米軍が日本側に示しており、沖縄では「短期間での再開は納得できない」と反発の声が広がった。

富川氏によると、太平洋地域の米海兵隊基地司令官、ロック准将から17日に電話で連絡があった。

 窓が落下した普天間第二小には午前8時前から、保護者に連れられ登校する児童の姿もあった。小6の長男(12)が通う女性(48)は「人為的なミスで済ませて飛行再開するのは許せない。沖縄県民をさげすんでいる」と憤った。

 事故は13日午前に発生。重さ7・7キロ、約90センチ四方の窓が枠ごと運動場に落ちた。運動場では当時、体育の授業が行われており、54人の児童がいた。窓と児童との距離は十数メートルだった。(共同通信)