北朝鮮の核放棄へ連携＝安倍首相、国連事務総長と会談
2017年12月14日13時40分
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グテレス国連事務総長（左）を迎え、握手する安倍晋三首相＝１４日午前、首相官邸

　安倍晋三首相は１４日、グテレス国連事務総長と首相官邸で会談した。
両氏は朝鮮半島の非核化が地域の平和と安定に不可欠との認識で一致し、北朝鮮の核・ミサイル開発放棄に向け連携していくことを確認した。
首相は、北朝鮮への圧力を最大限まで高めて路線転換を促す日本の立場を説明し、理解を求めた。

　グテレス氏は「北朝鮮の核の脅威に対する日本の懸念は完全に理解している」と述べ、国連安保理による北朝鮮制裁決議の完全な履行を目指す立場を強調した。
首相は「安保理閣僚級協議で力強いメッセージを発出したい」と述べた。

　首相は日本人拉致問題の早期解決に向け協力を要請した。両氏は、安保理改革をめぐっても意見交換した。