http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171212/k10011255771000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_004

12月12日 14時07分漂着船相次ぐ

日本海沿岸に北朝鮮のものと見られる木造船の漂着が相次いでいることを受けて、自民党は対策本部の会合を開き、北朝鮮問題は核・ミサイル開発だけにとどまらず広がりを見せているとして総合的に対策を検討するための新たな作業チームを発足させました。

この中で二階幹事長は「日本海沿岸に北朝鮮漁船の漂着が相次ぎ、窃盗事件が発生しているほか、漁船が軍の所属であることが明らかになるなど、多くの国民が不安を抱いている。北朝鮮をめぐる問題は核実験、ミサイル問題、拉致問題にとどまらず広がりを見せ、既存の機関の枠組みを超え、総合的な対策を講じる必要が生じてきている」と指摘しました。

これを受けて対策本部は、北朝鮮問題について総合的に対策を検討するため岸田政務調査会長をトップとする新たな作業チームを発足させることを決めました。

座長を務める岸田氏は記者団に対し「北朝鮮問題について総合的に幅広く、分野横断的に対応を考えていかなければいけない。きょう指摘されたさまざまな課題などを踏まえ、今後検討していきたい」と述べました。