自民党の税制調査会は３０日の会合で、加熱式たばこを増税する方針で一致した。紙巻きたばこより税金が割安なため、水準を近づける方向で具体的な増税方法などを検討し、来月まとめる税制改正大綱に盛り込む。紙巻きも増税する方針で、来年１０月から段階的に１本あたり３円増税する案を軸に検討している。

加熱式たばこ、どこでも吸える？規制との関係は

　財務省はこの日の会合で、加熱式の税額が紙巻きより最大で８割超割安なことを示す資料を提示。商品によっても小売価格に占める税額の割合が違うため、「不合理な税負担の差が生じている」と指摘した。
　議員からも課税方法の見直しを求める意見が相次ぎ、増税の方針を大筋で確認した。「紙巻きとの間で税に差があってもいい」という意見もあり、今後、どの程度増税するかなどの詳細を詰める。

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