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 特別国会で党首討論が行われぬまま終わる可能性が出てきた。

 今年は通常国会でも党首討論が開催されておらず、年間を通じて「ゼロ」になれば初の事態となる。

 党首討論は、与野党の党首同士が丁々発止の議論を繰り広げることで国会審議を活性化させようと、英国議会をモデルに2000年に正式導入された。同年の国会では8回開催された。

 12年11月の野田首相(民主党代表)と自民党の安倍総裁による党首討論では、野田氏が突然、2日後の衆院解散を提案するなど、政局を左右する舞台にもなってきた。

 しかし、近年は14年に1回、15年と16年は2回ずつと開催回数が減っている。野党にとっては「わずか45分間の党首討論より、通常7時間開かれる予算委員会で安倍首相らを攻め立てた方が効果的」(立憲民主党幹部)との判断もあるためだ。