アッキー経営の居酒屋「UZU」5周年で銀座「記念パーティー」の“意気軒昂”
週刊新潮:2017年11月21日
http://www.dailyshincho.jp/article/2017/11210603/
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《UZUは故郷・山口県下関市の「昭恵農場」で育てた無農薬のお米「昭恵米」を多くの方にお召し上がりいただきたいという思いからオープンしました》

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 冒頭に表示される一文を見ただけで、誰もが出典を言い当てるに違いない。安倍首相の妻、安倍昭恵夫人が手がけた居酒屋「UZU」(東京都千代田区内神田)の公式サイトだ。

 例えば「週刊新潮」が、この店を最初に取り上げたのは「寂しき『未来のファースト・レディー』 裏路地の居酒屋女将になった『安倍昭恵』の隙間風」で、2012年の10月25日号に掲載されている。

 発行年に注目して頂きたい。「12年」ということは、そう、今年17年で5周年を迎えたのだ。これには安倍支持派も反対派も、右翼も左翼も中道もノンポリも、昭恵夫人のファンもアンチも、誰もが等しく驚くのではないだろうか。

 何しろ安倍首相や、その母の洋子氏が、「居酒屋経営を快く思っていない」という報道は、オープン当初から少なくなかった。というか、そう考えるほうが自然だろう。潰れると予測していた人も多かったのではないか。しかしながら「石の上にも3年」を過ぎ、なんと5年間も実直に経営を続けたのだ。

 これを昭恵夫人が喜んだとしても、自分を誇りに思ったとしても、それは別に問題ではない。むしろ店の経営者として当然だ。しかし感激を表現するにも、色々な方法がある。もし、昭恵夫人が、11月18日の土曜に、「UZU開店5周年記念」のパーティーを、会費1万2000円を取って開いたとしたら、読者諸兄姉はどうお感じになるだろうか?

■“著名人”は皆無のパーティー

 世に賛否両論と言う。確かに「賛」も多いだろうが、「否」も決して少なくないのではないか。それはさておき、どのような記念パーティーだったのか、参加者の報告に耳を傾けよう。

「会場は内神田のUZUではなく、銀座のライブハウスを貸切っていました。盛況で、200人ぐらいが詰めかけていたと思います。政治家もマスコミもいなかったはずです。
私が目にしたのは女優の奈美悦子さんと、昭恵農場に提供している関係でしょう、大手農機具メーカーの社長さん。あと元衆院議員の深谷隆司さんの娘さんも来ていました。昭恵さんとはかなり親しい様子でした」

 とはいえ、超大物がこっそりと姿を見せるようなことはなかったという。実際、「SNSの投稿は自由」だったそうだ。出席者のプライバシーを保護する必要のないイベントだったということだろう。

「ただ、しばらくいるうちに引っかかったのですが、出席者に学校の先生と中小企業の社長さんが目立つような印象を受けたんです。何かの社会貢献を昭恵さんと一緒にやっているのかとも思ったんですが、そういうわけでもなさそうでした。
それこそ社長さんの中には『昭恵さんにご支援を頂いているんです』と自己紹介をする方もいらっしゃって、一体、どんな関係なんだろうと不思議な感じでしたね」

 昭恵夫人の「支援者」とか「取り巻き」と表現していいのかは分からないが、1万2000円を払って駆けつけたのだから、やはり「単なる友人」ばかりではなかったのかもしれない。それこそ「下心のある出席者」もいて普通だ。

>>2-3辺りに続く