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11月10日に「事実に基づいて質問して欲しい」と苦言を呈されたばかりの(関連記事参照)東京新聞女性記者が、11月13日午後の菅官房長官会見で再び「質問の言いっ放しは止めて欲しい」「臆測に基づいて発言することは是非止めて欲しい」と注意を受けていました。

菅「質問の言いっ放しと臆測に基づく発言は止めて」

この記者は11月13日午後の会見約13分間のうち5分を使って防衛装備品移転や加計学園問題について菅官房長官への追及を試みていましたが、まず防衛装備品移転に関しては「菅長官が小野寺防衛相らを呼んで指示したと聞いている」として「どのような目的で指示を出したのか」と尋ねましたが、「指示を出したことはない」とあっさり退けられてしまいます。

切り口を変えて再度質問するも菅官房長官からは不快そうに「指示を出したことはない。それが全て」と撥ねつけられてしまったためか、女性記者は「防衛省の有識者会合で提言されているのでご確認頂きたい」と捨て台詞のように述べ、そのまま加計学園問題へと話題を変更。

石破4条件を満たしていないのではないかと指摘、菅官房長官の考えを質そうとしましたがカチンと来たのか菅官房長官はまず女性記者をこのように注意。

菅「まずあの質問の言いっぱなし止めて欲しいと思います。憶測に基づいて発言してることは是非止めて欲しいと思います。(以下略)」

言い返す記者。

記者「えーと、こちらはですね、取材で聞いている話等を元に、話をしてます。憶測では流石に聞けないので、取材で聞いた事実をベースに聞いております。(以下略)」

しかし菅官房長官も負けていません。

菅「いやまず、今私が申し上げたのは防衛品に関係しての質問です。途中であの、言いっ放しで止められたじゃないでしょうか。(以下略)」

聞き直した記者に対し結局、菅官房長官は最後にこのように述べ、会見を終えていました。

菅「いや今あなたが質問したことです。途中で質問の、何を質問したかわからないうちに終わったんじゃないですか?」

11月10日の会見では「事実に基づいて質問して欲しい」と求められた記者は今回、「臆測に基づいて発言している」と類似の注意を受けた上に「質問の言いっ放しは止めて欲しい」と新たな問題点を挙げられた格好となってしまった形です。

(略)