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韓国がトランプ大統領との晩餐会で「独島エビ」を供し「元慰安婦」を出席させていた問題で、日本がこれに反発すると新たな波紋を呼ぶ、非難する必要はないなどとのコメントが出ていたワイドショーへの批判が増えているようです。

これは11月8日に放送されたテレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」で、コリア・レポート編集長の辺真一氏と共同通信社編集委員の太田昌克氏の発言が話題になっているというもの。

「独島エビに元慰安婦招待 米韓夕食会波紋」というコーナーで韓国が日本との領土問題や歴史問題を示唆する演出を行った背景や日本側の反発についてまず語った辺真一氏は韓国世論の側に立って解説。

日本側が竹島周辺で捕れたエビを「独島エビ」として紹介し騒ぐことで「領土問題を認めたのかということになる」と述べ、日本側の「過剰反応」だと指摘。また元慰安婦の晩餐会参加について日本がクレームを入れると韓国国内では「慰安婦を抹殺させたいのか、存在を認めようとしないのか」と相当反発する、として自身の考えをこのように述べていました。

辺「日韓合意の中には慰安婦を表に出してはならない、晩餐会に出してはならないとは一言も書かれてない。にも関わらず日本は反応したってことになりますと、これは新たなですね波紋を呼ぶんじゃないかなっていうのが私の認識ですね」

また太田昌克氏は元慰安婦の晩餐会参加の背景には日韓合意における影の立役者だったと言える米国のオバマ政権の業績をひっくり返したいトランプ大統領へのアピールという狙いもあったのではないか、と指摘した上で日本側が「非難したりする必要はない」「真摯に受け止める必要がある」と述べていました。

太田「大事なのは国家間の合意ですからね、誠実に履行することがまず大事。でなおかつこういう慰安婦の方がこうやって出てきて訴えられておられるという事実をですね、我々も真摯にこれはですね、耳を傾ける必要があるし、合意を更に履行させていくために我々も出てきたことをそんな非難したりする必要はなくてそこはしっかり真摯に受け止める必要があると思います」

どちらも韓国世論を刺激しないよう日本側が自制すべきだと言える主張ではないか、と受け止められたことから、これらの発言への厳しい反応が相次いでいるようです。