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希望の党・共同代表選への出馬を示した大串博志議員が11月8日、玉木雄一郎議員と共に出席した記者会見で日本維新の会との連携に否定的であることを明らかにしていました。

大串議員はこれまでにも立憲民主党との統一会派に意欲を見せてきましたが、会見で他の野党との統一会派について問われた際にも「目的を同じくする野党、無所属の会や民進党、立憲民主党とは出来る限りの連携を本気でやっていかなければならない、統一会派を組むことを目指すと明らかにしないといけない」などと前向きな姿勢を強く打ち出していました。

しかし、日本維新の会との国会運営における連携や参院選に向けた協力、それに将来的な統一会派の可能性について質問されると大串議員は維新について「安倍自公政権を打倒していくという目的を共有出来るとは思っていない」と警戒感を示し、「統一会派を組む対象として考えているわけではない」と否定。

これに対し玉木議員はまず希望の党のカラーを明確化していくことが大事だ、と大串議員より一歩引いた印象でしたが、立憲民主党などとの連携については立憲民主党側がネガティブな現状であることから「ひとつひとつ出来る協力をつみあげていく」とした上で「統一会派は将来的には模索していくべき」と述べていました。また、維新との連携については「まずは希望の党として独自にやっていく、カラーを出していくのが第一」と語るに留めていました。

大串議員が見せた立憲民主党や民進党、それに無所属の会との連携に見せた意気込みと維新に対する冷ややかな見方が対照的であった点は、「党としての一番高い目標は安倍自公政権を打倒していくこと」としていた通り、民進党同様「反安倍」を何よりも重視する方針である点を明確に印象づけたと言えそうですが、維新は小池都知事と「三都物語」など一定の協力関係にもあっただけに、小池都知事の反応にも注目が集まりそうです。

大串「(維新との連携についての質問に)民進党時代に国対に所属していて色々なやり取りを維新の皆さんとはやってきました。今の選挙後どういう体制になるのかはわかりませんが、これまでの維新の皆さまとのおつきあいを振り返ると、安倍・自公政権を打倒していくという目的を共有して共に戦える相手と自信を持って言えるかというとそうではありません。国会の中での協力は出来ることはやっていっていいと思いますが、党としての一番高い目標である、安倍自公政権を打倒していくというところを目的を共有できるかというと私はそうは思ってない、という心象があります。ですので、統一会派を組むということに関しても、その対象として即考えてるわけではないです」