2017.11.6 09:22 産経
http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060014-n1.html

■中国に中長期的支配を許すのか、それとも米国主導の世界を守り得るのか。

トランプ米大統領のアジア歴訪は世界の潮流を決する重要な旅となる。日本にとっては、これまでで最善といわれる現在の日米関係を継続できるのか、それとも中国重視で、米国が中国の切望する新型大国関係に傾くかの岐路にも見える。

 トランプ大統領は長女のイバンカ氏を先に訪問させ、訪日の正式日程に横田早紀江さんら拉致被害者の家族との面会も組みこんだ。

■安倍晋三首相にとってこれ以上の絆の証しはあるまい。

それでもなお、冷徹な国際政治の下で、日米の国益を確認するために

■中国の真の姿を正視しておきたい。

 10月の中国共産党第19回全国代表大会で習近平総書記(国家主席)は「難攻不落」(ウォールストリート・ジャーナル、10月25日)の絶対的、かつ長期指導体制を打ち立てた。

 党大会初日の習氏の長演説で、中国共産党が党、政治、軍、社会、教育の全方面で、さらに東西南北中の全地域で全てを指導するとされた。

■「中国の特色ある社会主義」の下、
各民族は「ザクロの実のように寄り集ま」り、宗教は「中国化」され「社会主義社会への適応」を求められる。文化も社会主義イデオロギーに導かれ、社会主義の「核心的価値観」が人々の心にぴったりはまり(アイデンティティーとなり)、行動・習慣に自然に反映されるよう、家庭、子供に至るまで教育を徹底させる。かくして
■「愛国主義、集団主義、社会主義」の教育が一層強化されるというのだ。

(以降ソースにて)