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立憲民主党の福山哲郎幹事長が民進党の会派・新緑風会から離脱させられていた件で、民進党の徳永エリ参議院議員が11月4日、「組織らしい判断をしたまで」と民進党側の主張を明らかにしています。

福山幹事長は10月31日にFacebookでこの件について「私自身は会派を離脱せずに活動するつもりでした」と立憲民主党の参議院議員が少ないことから、民進党・新緑風会に所属したままで活動する予定であったと打ち明けた上で、離脱要請に対し「非常に残念な思いです」と綴っていました。

この問題は、11月1日の大塚耕平代表会見でも取り上げられ、記者から「枝野代表が参議院民進党との連携は難しいと発言している」「民進党新緑風会から福山幹事長に出ていってくれといったような経緯があったのが要因」と指摘されるなど民進党と立憲民主党の協力関係にも影響を及ぼしていることから関心を集めていますが、これについて11月4日、民進党の徳永エリ参議院議員が自身のFacebookで福山幹事長が会派を離脱した理由についてこう説明しています。

徳永「参議院において野党第一党の私達は、与党と対峙していくために、1人も民進党から抜けずに戦うことを決めました。立憲に行きたくてもいけない人たちがいる中で、福山さんだけというわけにはいかない。一旦、けじめをつけましょうという、組織らしい判断をしたまで。」

徳永議員は「民進党新緑風会は福山参議院議員を会派から外したわけではありません。」とも述べていますが、「組織らしい判断をしたまで」とあくまで民進党側の理屈であるとの印象は否めません。

また「私達は来年の通常国会までには、参議院新緑風会において、立憲に行っても同じ会派で仕事ができる環境を整えていく方向」と長期的な関係構築にも言及していますが、今回の説明で立憲民主党側との関係が好転するかどうかは不透明と言えそうです。

徳永議員は「誤解をして、感情的に対立をしてはなりません」と事を荒立てないよう求めていますが、この投稿に対しては「排除したことには違いない」「よくわかりません」「理解できません」「分かりにくい」など批判的なコメントも目立っています。