安倍総理大臣は、女性が輝く社会の実現に向けて開かれた国際会議であいさつし、「世界中の女性たちが立ち上がれば、世界のさまざまな課題はきっと解決できる」と述べ、引き続き女性の社会進出の推進に取り組んでいく考えを強調しました。

政府は、女性が輝く社会の実現に向け、各界で活躍する女性を招いて国際会議を東京都内で開いていて、3日の特別イベントにはアメリカのトランプ大統領の長女で大統領補佐官を務めるイバンカ氏も出席しました。

この中で安倍総理大臣は、イバンカ氏が、ことしのG20サミットで発展途上国の女性の起業家を支援するための基金の立ち上げを主導したことに触れ、日本もこの活動に賛同し、5000万ドルの支援を決めていることを紹介しました。

また、安倍総理大臣は「私は総理大臣となった直後から女性活躍の旗を高く掲げ、保育の受け皿整備など女性が働きやすい環境づくりに全力を挙げてきた」と述べたうえで、この5年間で女性の就業者数が150万人、企業の女性役員が2倍に増えたことなどをアピールしました。

そして安倍総理大臣は、「世界中の女性たちが立ち上がれば、貧困をはじめ、世界のさまざまな課題はきっと解決できる。日本は世界においてこれからも女性活躍の旗を高く掲げ、強いリーダーシップを発揮していく」と述べ、引き続き女性の社会進出の推進に取り組んでいく考えを強調しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171103/k10011209431000.html